参考文献集

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生育調査をしておいしいキヌヒカリを作ろう! (兵庫県 農業技術センター作物部 澤田  富雄 様) のサイトです。
滋賀県では、キヌヒカリは登熟が悪くどうしようもない品種のような扱いですが、他府県ではきっちり理論に基づいた試験が行われています。
この他にも、防除体系や施肥設計を見直せば、外観品質が良くなる研究報告もあります。
キヌヒカリは人気のある品種ですから、もっと上位等級をめざしたいものです。

水稲の収量及び品質を向上させる深耕技術の開発1 山口県農林総合技術センター
水稲の収量及び品質を向上させる深耕技術の開発2 山口県農林総合技術センター
2年間の継続した研究ですが、稲の生理がよくわかる実証試験として評価できます。
結果を鵜呑みにせず、なぜこのような結果になったかを分析することで、本当に必要な技術が見えてきます。
特にH25年のデーターは、浅耕の方がタンパク含量が下がり、外観もやや改善しています。
単純に、深耕は当たり外れはないものの逆に制御が難しく、浅耕は栽培の知識が高ければより高品質の米を作ることに適していると見られます。

初期生育促進・ケイ酸追肥で白くておいしいお米 北海道中央農業試験場
昔の研究ですが、ケイ酸成分の追肥が窒素の利用効率を上げ、米のタンパク含量を下げる効果があると結論づけています。
このころから、白度に注目されていることは、先進の目があったと感心するばかりです。

イネ穎果の登熟に関する生理・生態学的研究 : 第3報 強勢穎果と弱勢穎果における炭水化物含量の推移
                             東京大学大学院農学生命科学研究科・2農林水産省農業生物資源研究所
稲の籾の登熟に関する試験で、強勢頴果は早く登熟がすすみ、弱勢頴果は登熟に時間がかかる事を実証した研究です。
登熟に時間がかかると、当然障害によるリスクの発生機会が増えます。
疎植栽培など弱勢頴果を増やす栽培方法が何事もなったように指導された事に対し、批判の声を何らかの形でもっと大きくしていく必要があると
思います。